美の壺・選にて、フランク・ロイド・ライトの回を観ました。
建築に疎い私でも代表作のいくつかはテレビで見たことあります。
彼の作品ではちょっとした段差が沢山あり、それが来訪者の気分を変える演出になったり
レンガに幾何学模様を彫刻するなど建材にもこだわったり
見ていてワクワクします。
と同時に
「今の時代にコレは造れそうにない」という感想を持ちました。
まず掃除などの維持メンテ大変そうです。
それにバリアフリー当たり前な現在、段差だらけとかありえません。
ベビーカー押してた頃の私なら入りません。
今は出来ないんですよ。
今は昔より「人の手間ヒマ掛けること」が贅沢になって、敬遠されるようになった気がします。
引っ越しに伴い、母の遺品の貴金属を一部売りました。
姉妹お揃いで買ったものが両方私に回ってきたり~とダブリがあるんです。
ふと思うんです。
「私は子供に譲れるような物を持っているだろうか?」
昔よりずっと便利で良いものが安く手に入るようになりました。
反面、使い捨てな物が増えた気がします。
母の遺品のように身につけられたり資産(大したことないわよ)になるのは
ありがたいと感じます。
過去の資産を使ってるけど、次世代に残せるものは何か手に入れてるだろうか?と自問自答です。
たとえそれが貴金属やファッショングッズではなくても。
豊かになったのか貧しくなったのかわからなくなる時があります。
「豊かさ」を考えさせられる現在
スポンサーリンク